ちょっと待て!産科医療補償制度の対象は?

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赤ちゃんの分娩中に何かあった場合に補償をしてくれる、産科医療補償制度という制度があります。何もなく元気に産まれてくれるのが一番なんですが、その制度の内容、補償対象、補償金額はどうなっているのでしょう?

産科医療補償制度とは?
赤ちゃんの分娩のときに発生してしまった脳性麻痺に対して、その家族の経済的な負担を軽くするために補償金額が支払われる制度。それとともに、原因の分析と再発の防止をし、医療の向上を目指している。
産科医療補償制度の補償対象は?
1  まずは分娩までに異常がない事。
・体重が2,000g以上で33週以上の出産である。
・そして遺伝子異常などの先天性な要因がない
当然、出産後の感染症などによる脳性麻痺は補償対象にはなりません。
2  身体障害者等級が1級、2級相当の重症者
が適用の条件。ただし28週以上の出産であれば個別審査で適用される場合もあります。

産科医療補償制度で補償される金額は?

・準備一時金  1度で600万円
・準備分割金  20歳になるまで年120万円を月々に分けて。
*平成27年からの改定
出生体重1,400g以上で32週以上。
掛金がそれまでの30,000円から16,000円に引き下げ。

ちょっと待て!産科医療補償制度は誰のタメの制度?
さて、このように改定されるには背景があります。それは集め過ぎた保険料。発足5年にして1000億円の剰余金があるそうです!

僕の知り合いの子供に恐らく分娩中に起きたであろう脳性麻痺を持っている子供がいます。左半身が少しだけ不自由、身体障害者等級でいうと5級程度だそうで、日常生活には問題ありません。
成長の過程で少しでも脳性麻痺の影響が出ないよう、ご両親は色々な方法を実践しています。そこにはお金もかかっています。もちろん補償の対象ではありませんので自費です。
もう一つ、制度発足の目的として医療の向上という名目もあります。医療事故訴訟の増加が発足の背景であり、原因を調べて再発を防ぐと。しかしながら産婦人科の責任という部分では、この制度が逃げ道になっていないでしょうか?訴訟はこの制度のおかげで減るでしょうが。
産婦人科も妊婦さんも、どちらも安心できる良い制度だと思います。しかしながら分娩による脳性麻痺の子供と家族を助けるため、産科医療の向上のためという本来の目的のためには、まだまだ早急な改定が必要なのでは?と思います。
参考記事↓
迷走する産科医療補償制度 集め過ぎた保険料は誰のものか?
安産祈願は水天宮です。
遺伝子について

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