妊娠中の子宮の位置
妊娠中には子宮が大きくなる事によって様々な体の異変を感じる事があります。
特に4ヶ月頃には急激に子宮の大きさは増しますので、骨盤の中にうまく収まらなくなってくる事があるようです。
奥さんの気になる体の異変の1つに、下腹部のしこりがありまして、しかも移動するんです?!これって…
子宮の異常?
妊婦さんの場合、定期的に妊婦健診に行っていると思いますので、子宮内に何か異常があればそこで見つかるハズ。
ですので、この”しこり”の原因として、卵巣のう腫などは考えにくくなります。
子宮筋腫がありますよ〜と言われている場合、移動するしこりの多くの原因は、この子宮筋腫だと思われます。
どうして移動するの?
子宮筋腫の場所にもよりますが、大きくなった子宮が骨盤の中に収まりきれなくなり、子宮筋腫が”プリン”と外側に押し出される形になるそうです。
子宮自体の位置も不安定なので、元に戻ってもまた出てきたり、居場所を求めて移動したりもします。
なんとも気分の良い物ではありませんが、骨盤が開いてくると子宮も骨盤の中に入って収まってきます。
ただし、子宮筋腫は子宮とともに妊娠中期から大きくなっていきますので、経過観察は欠かせませんね。
筋腫に“変性”が起きてくると治療が必要になりますので、白血球の数値などをチェックします。
それに骨盤の中におさまってくるとはいえ、あまり移動しなくなるだけでしこりは残りますからね。
妊娠中の下腹部のしこりの別の原因。
もう一つ考えられる下腹部のしこりの原因は、便秘。
腸は意外と膨らむ物で、便が溜まっているとポコっと膨らむみたいですね。これも不安定に移動しますが、こちらは排便によって解消するでしょう。
腸は意外と膨らむ物で、便が溜まっているとポコっと膨らむみたいですね。これも不安定に移動しますが、こちらは排便によって解消するでしょう。
これまた意外と多い症状みたいですね。
いずれにしても不安な方は産婦人科を受診して原因をハッキリさせましょう。
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